さて、ほったかし放題の本家サイトリニューアル準備ってことで (知ったことか!)、当方が自分でたまに参照する Linux 関係のメモもこっちに移植しましょうという趣向である。
Fedora はじめ RHEL (Red Hat Enterprise Linux)、CentOS など、Fedora 由来の i386/x86_64 ディストリはブートローダに GNU GRUB が使われていて、フツーにインストールするとちゃんと Windows とのデュアルブートも設定してくれて (Vista はどうなのか知らない)、楽ちんな限りである。
んでも、こんなのを /etc/grub.conf に追加するとちょっと嬉しいカモよというお話。
まずは FDD からのブート。
title boot from FD rootnoverify (fd0) chainloader +1
BIOS のブートデバイス順序が最近は CD-ROM、その昔は FDD 最優先になっていたんだけど、つまりマシンをブートするたんびに CD-ROM やら FD やらをチェックに行ってしまうので、ビミョーに起動が遅くなる要素になる。
なので、とりあえず BIOS のブートデバイス順序は HDD を最優先にしておいて、FD で起動したい場合は GRUB から選べばよかろうと。上記記述をいれておくことでブートメニューで FD でのブートを選択できる。
もっともイマドキのマシンは BIOS POST 画面でなんらかのキーを押していればブートデバイス選択画面になるし、そもそもイマドキ FDD なんかついてないマシンの方が多かったりするような気がしないでもないが<ダメじゃん。
その2。fbcon を使いたい場合。
fbcon とは frame buffer console のことで、昔の DOS/V みたいに非Xなテキストコンソールで高解像度を生かして広い画面が使えたり、Fedora の場合は jfbterm を yum でインストールすると日本語が使えるようになったりする。
RHEL や CentOS 用の jfbterm 私家版 rpm はそのうち復活させるのでお待ちをー。
title Fedora (x.x.x.x-x) root (hd0,0) kernel /boot/vmlinuz-x.x.x.x-x ro root=LABEL=/ rhgb quiet vga=0x31B video=vesa:mtrr,ywrap initrd /boot/initrd-x.x.x.x-x.img
「vga=0x31B video=vesa:mtrr,ywrap」を書き加えるのがタネ。
この例では 1280×1024 のフルカラーモードになる。
サーバマシンの場合は jfbterm が使えりゃ良い世界だと思うので、無難に 640×480 256色モードつまり「vga=0x301 ~」とすることをおすすめしますがね。
「vga=~」に渡すべき値は、yum とかで kernel-docs パッケージをインストールして、/usr/share/doc/kernel-doc-x.x.x/Documentation/fb/vesa.txt (英語) を参照されたい。
さらに Dell のマシンを使う場合のおまけ。
Dell のマシンは HDD の第一パーティション (FAT) に Dell 独自のハードウェア診断ツールなんかが入っているので、新規に Linux をインストールする場合にもこのパーティションは残しておいた方が良いカモしんない。
そして、/etc/grub に以下のように書いておくことで、GRUB のメニューから診断ツールを起動できるようにしておくと安心カモしんない。
title DELL Utilities root (hd0,0) chainloader +1
うーむ、なんか我ながら思ったよりたいしたこと書いてないな (汗)。
んでもなんだかんだで毎回自分の Web 日記読んで思い出すことなので、念のため書いとく。
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