#NSEG 72 で決めたことと雑感

2016年2月20日に NSEG 72 回目の勉強会がありました。

そこでいろいろと決めたことがあるので、ここにまとめておきます。もちろん絶対の決定事項ということではなく、それはおかしいんじゃないかとか、もっといい手があるということであれば、随時なんらかの手段 (勉強会の場でも Twitter でも Facebook でも Googleグループでも) で出してもらえば良いと思います。

定例勉強会

毎月やってる勉強会ですが、これは今後も毎月やっていきましょう。

現在は「今月なにも決めていませんがどうしましょう」といって動き始めるカンジで、これはもちろん別段悪いことではなく、むしろ中心人物制にしていない NSEG としては良いやり方だと思っているのですが、さすがに「じゃあ今週末」みたいなペースだと、家庭持ちは参加するのがキツいです。

また、新たに参加してみようと思う人にとって、いつやってるのか、なにをやるのかわからない勉強会に参加するというのは正直無理があり、1ヶ月前には開催日とできれば内容を決めるべきではないかと思うわけです。

毎月やるにあたり、ここをなんとかしましょうというお話をしました。

3月はすでに CODE for NAGANOGEEKLAB. NAGANOインターナショナルオープンデータデイイベントとして行うハッカソンに相乗りするということになっているので (なんか後ろ向きだな) おいといて、4月以降は、今後毎月第3土曜日を開催基準日とします

もちろん、イベント開催やそのときの幹事の都合などによって、第3土曜日以外に開催することはまったく問題ありません。

一応の基準日を決めておくことにより、その日にむけてこんどはなにをやりましょうというハナシをしたり、ああ、第3土曜日は NSEG だからそのつもりでいようと予定しておくことが可能になると思うわけです。

ここまではワタシ (町田) とすのさんが先に Facebook 等で雑談レベルでしていたことを、改めて町田が話題としてださせていただいたことです。

しかしここで、すのさんから「そのようなやりかたにすれば、むしろ (特にテーマがないときまで) 毎月幹事を決めなくてよくなるかもしれない」という意見が出て、なるほどそうか!と思ったのでした。

正直いって、少し前までの NSEG では「じゃあ次の幹事は誰がやりますか?」というハナシになってはみんな下むいちゃうみたいな、金魚の水換え係を決めるような、PTA学級会長を決めるような、いやーなカンジになってましたし、それをやめたことによって現在の「なんとなく有志がそろそろやんなきゃという気持ちになっていく」動きになっているわけです。

その動きがあるわけなので、あとは開催日さえ決まっていれば、特にテーマのないときは幹事を決めなくてもゆるやかに開催することができるであろうということで、大変すばらしい意見であるとワタシは正直とても感動したのでした。

が。

その後、「じゃあ4月の幹事は町田さんね」と言われて、目が点になったのでした。
「え?どうして?」
「だってさっきやってもいいって言ったから」

たしかにその少し前、「4月の幹事はどうする?町田さんやる?」「いや別にやってもいいけど、その前に〜」と言ってこのハナシをはじめたような記憶がうっすらあります。

しかし、幹事は決めなくてもいいかもという素晴らしい意見が出た直後にそういうハナシが出て、信じられない、みんなすのさんのすごく良い意見きいてなかったの?と耳を疑ったわけです。

で、まあ断る理由はないので、「まあいいですけど」と答えた後、さらに「じゃあ5月は?」というハナシになった時点で、おいおい、どうしてそうなるのか、むしろそれはこれまでのハナシを踏まえるとおかしい、と指摘したのが僕だけだったというのが、実際ものすごい憤りを感じたというか、正直いうと僕は激怒していると理解していいただいて問題ありません。

誤解のないように言っておくと、僕は特定の個人または人格に対して怒っているのではありません。怒っているならその後懇親会には出なかったでしょうしね。単に僕個人がひとりで気分を害しているのであって、全体からみてほうっておけば良いことです。僕の今後の NSEG への参加の仕方に影響が出るかもしれませんというか、下を読んでいただければわかるようにもう出ていますけどね。

プロジェクト

NSEG で今後こういうことをやってみてはどうか。というアイディアが今まで出ていたことについてまとめました。そしてこれらは、ネット上で賛同意見を表明したり、進め方を相談したり、アイディアをためていければいいね、ということになり、では GitHub の NSEG Organization があるので、そこにプロジェクトを作ったり、Issue を発行したりして進めていけばいいということになりました。

GitHub の NSEG Organization については以前より NSEG 公式サイトで紹介しています。「知らなかった」という方は、もうちょっとちゃんと NSEG に参加していただいても誰も文句は言わないと思いますよ。

新たに Organization に参加したい方は、すでに参加していると思われる方に相談してください。

子ども向けプログラミングQ&Aサイト

りずさんからそういうものはないのだろうかという話がでて、僕が「いっそ作るとか」と言ったことが発端で、NSEG72 でワタシがハナシを出させていただいたものです。

えーーと、その後、出張したり風邪引いて寝込んだり、チャリがパンクしたりしていたうちに、りずさんが主体となって、NSEG 以外のひとも参加できるように NSEG Organization ではない GitHub リポジトリができ、プロジェクトの進行もクローズドな Slack (Slack はクローズドですね) によって進められているようです。

というわけで、ワタシは完全に乗り遅れてしまい、ワタシがとやかく言うべきものではなくなったようなので、ここでは「そんなハナシがあった」という以上は紹介のしようがなくなってしまいましたw

NSEG72 で言ったとおり、たぶんプログラムはそんな難しいものではなく、もちろんアイディア次第ではありますが、極端なこと言えばプログラムコードの書きやすい BBS 的なものを作るなりどこかから持ってくればサービス開始はできるはずで、しかも運営するサーバーは貢献活動として提供しても良いという企業も名乗りをあげてくれているし、NSEG には優秀な方がたくさんいるし、さらに NSEG 以外の方も参加されるのであれば、それでサービスインできない方がどうかしているというハナシだと思います。

それよりは、どのように運営するか。例えばモデレーションはどうするか、メンターはどう振る舞うべきか、ターゲットである小中学生をどう集客するかといったことが重大な問題であり、むしろワタシとしてはそちらの方に貢献できるだろうし、すでにアイディアはあるのでぜひ参加したいとそのときも言っていたのですが、残念ながら上記のとおり、ワタシは入り口で参加しそこねてしまい、りずさんはあとからでも参加してくださいとおっしゃってくださっているものの、ワタシはクローズドにすすめられていて見ることのできない議論に自分が参加することが果たして良いことになると思える自信とセンスがないので、非常に断腸の思いながら、草葉の陰から成功をお祈りさせていただくしかなさそうです。残念。

Debian勉強会

これは、以前から鍋太郎さんから出ていた、DebConf という世界的なカンファレンスを長野で開催するにはどうすればいいのか?というハナシの延長線上のものです。

いきなり DebConf はさすがに荷が重すぎてどうにもならないので、まずは NSEG としての Debian 勉強会からはじめるべきでは?というお話をしました。

例えば僕が以前からサーバーOS を選定するに、Ubuntu Server LTS と Debian のどちらを選ぶべきか、どういう基準で選ぶべきか、どういうメリット・デメリットがあるのかということがわからないと思っているわけです。これについて識者の意見なり、わからないどうしの意見交換なりができると大変おもしろいと思っています。

また、deb パッケージは自分で作れるのか、なぜ自分で作る必要があるのか、作ったものはどうすればいいのか、野良配布するにはどうすればいいのか、PPA ってなんだ?といったことも体系的に説明されているところはないと思うわけです。

Apache の設定ファイルの書き方に関する Debian 流のお作法なんてのも地味ながら意外に大事なことで、「httpd.conf いじりゃいいんだろ?」と思っているひとだって実は少なからずいると思うんですよね。

そういう意味で、「Debian」という流派に絞っていろいろと改めて基礎も含めて情報共有するというのはおもしろいと思うわけです。NSEG のスキル高いひとならいうまでもないよねーみたいなことだとしても、プレゼンスライドとしてまとめて発表することで NSEG 以外への「貢献」にもなると思うわけです。

これについては、ワタシより Debian や Ubuntu 大好きなひとはたくさんいらっしゃると思うので、ぜひ GitHub に Issue をあげて、どんどんひっぱっていっていただけるとよろしいと思います。むしろ、それがないなら、DebConf やろうぜ!なんて、みんな本気で言ってないじゃん?ということになるでしょうか。

Windows 10 勉強会

Debian があるなら、最近急激にいろんな意味でよくなっている Windows 10 をテーマにしてもいいんじゃないかという意見もありました。これも、必要と思うひとは進めてください。NSEG72 で言ったとおり、ワタシは実業務への導入例を含めてネタは少なからずありますが、ワタシ自身はそういった情報を欲していないので…

プレゼン道場

そもそも NSEG はプレゼン大会としてはじまったので、プレゼンの登竜門というか、練習場のようなものになってもいいのではないかというワタシの意見です。

例えば学生さんやプレゼン経験の少ない新社会人の方が、予めテーマを与えられて、それに対して自分で調べてプレゼンを行う。それに対してワタシらおっさんチームが間違っている点をメンターとして優しくご指摘申し上げたり、意見感想アドバイスをさしあげてもいいかなと。もちろんおっさんチームがプレゼンする場合は辛辣なコメントが飛び交ったりとかねw

お題は、例えば「オープンライセンスについて」とか。それこそ GNU とは?MIT とは?みたいに、比較的答えがわかっていつつ、議論の要素があるようなこと。また、Creative Commons とは?というテーマでやることで、近頃話題の「オープンデータ」というものをヤレと言われて困られている行政関係の方々がこういったオープンライセンスを理解される機会を提供できればなお良いのではないかと。

行政とオープンデータとライセンスについては、3月のオープンデータデイイベントに参加できたら、それを踏まえて3月末の「エッジのたたないポッドキャスト」でなんらか申し上げる予定ではあります。

そんなわけで、遅くなりましたが、NSEG72 はそんなカンジでした。

ワタシ自身は、思うところあって今年年頭にプログラマー廃業を宣言しているので、今後いつまで「エンジニアグループ」を名乗る勉強会に参加するのだろうかと思うところはあります。まあとりあえず4月の幹事は「やってもいい」のでやりますが。まあ、そのうち「お前面倒くさいからもう来るな」と言われるのでしょうけどねw

コメント

  1. hiro345 より:

    「草葉の陰 … 墓場の下。あの世」なので、ここでは「陰ながら見守る」あたりかなぁ、と思いました。